これらの NAD や NADP 等の V 因子を破壊する酵素は, もちろんウマ・ウサギ血液を含む総ての動物種の赤血球中に認められるのですが, ウマ・ウサギの赤血球中には他の動物の赤血球と比較してその酵素量が著しく少ないのです。ですから, ウマ・ウサギ血液寒天培地では Haemophilus 属は発育可能なのです。でも, このウマ・ウサギ血液も加熱によりチョコレ-ト寒天培地に